目的意識を持ったスキルアップの必要性
高齢者の介護を行う上ではスキルが必要だということに現場に出てみて気づくことは多い。
介護が必要になるような高齢者にあまり会ったことがない人の場合には痛切に感じられてしまって自分は適性がないのではないかと考えてしまいがちになる。
しかし、それにめげずにスキルアップを目指せれば最終的には成功の道を歩めるだろう。
スキルアップを目指しても具体的にどうすれば良いかわからなかったり、取り組んでみても雲をつかむような気持ちになったりして実践的な能力に結びつかない人も少なくはない。
まずは目的意識を持つようにしてみると良いだろう。
何を達成したくてスキルアップを行うのかは明確にする必要がある。
その目的に対して適切な方法でスキルを身につけるのが肝要だからであり、目的意識を持たなければ何も始まらないだろう。
スキルが必要だと感じたからには何か不都合に感じたことがある場合や、自分の力不足を痛感した経験がある場合が多いはずである。
その問題を解決するための手段を考えると何をすればスキルが身に付くかが浮き彫りにされる。
目的意識を持つのは問題解決意識を持つのと表裏一体であり、自分が抱いている問題を明確にすることに他ならない。
問題がわかって解決するための方法を見出だせたら、あとは計画的にそれを実行するだけになる。
スキルが身に付けば同じ問題に直面することはなくなり、介護を行う上で自分が活躍できているという意識を持てるだろう。